Capricious Notes

人生のセカンドステージを楽しむためのお気楽ブログ

このたび濃厚接触者になりまして。

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日本においてコロナ禍に突入して2年半が経ちますが、これまで20代のムスメも含め、家族や親族、普段ごく親しくしている友人に、感染したという話を聞かずにいたもので、もしかするとこれからもずっと罹らずにやり過ごるのではないか?と根拠のない自信というか、勘違いに陥りそうになっていました。

が、ついにその時がやってきました。

金曜日の夕方、会社から帰路につくオットからのライン。

オット
帰るよ。・・なんか喉がいがらっぽいんだ。 
(むむ・・これは!?) あくまでも念の為、食事は別々ね?
布団を用意しておくから今夜は隣の部屋で寝てください。熱は?
 
はなとも
オット
わかった。熱はないよ。 

 

幸い、寝室の隣に普段オットがテレワークをする仕事部屋があります。ここに、予備の布団(来客はないけど捨てられずにとってあった布団)を敷き、水やビニール袋、着替えなどを持ち込みました。

案の定、その深夜から明け方にかけ発熱。翌日、コロナ陽性が判明しました。

 

この度、家族がコロナに感染してしまい、介助する者の立場になったことで得た気づきについて、共有させていただこうと思います。

病気に関する専門知識や、正しい看護のあり方を言及するものではありません。いわば、自宅療養者とその家族が共にこの難局を乗り越えようと試行錯誤するサバイバルストーリーです!(笑)

さいきん、おトーちゃんがいないなぁ〜? あれ?
あのお部屋からときどき物音がする・・あやしいにゃ
 
はなちゃん

 

家族が自宅療養!?

 

 

このコロナ禍に思うこと

 

「感染拡大を抑制しなければ!でも経済も回さなければ!」まるで禅問答のようです。

日本におけるコロナ禍は、もう2年半という長期戦となりました。さまざまな人がそれぞれの立場から、どうにか解決の糸口はないかと模索し、努力してくださっていますが、目に見えない敵は、あの手この手をかいくぐり、姿を変えて今もなお、人々の暮らしの邪魔をします。人々は疲弊し、ストレスを溜めています。

本当に、早く終息してほしいものですね。

マスクなしで友と気兼ねなくおしゃべりしたり、囲いのないレストランで食事をしたり、推しのコンサートで思う存分キャーキャー言える日常が、どれほど幸せなことだったかと思い知らされます。忘れていた感謝の心を取り戻せたことが、唯一、良かったと言えるかもしれません。

 

 

 

 

感染経路不明

 

我が家の感染者(オット)は、新聞を隅々までよく読み、会社での立場上パンデミックに備えた予備知識もワタシより豊富です。固い性格なので、まめに手指消毒、帰宅後のうがいもするし、もちろんマスクも正しく使っていました。お酒をほぼ飲まないので、飲み会に出歩くこともありません。3回の予防接種もしたし、60歳以上のため4回目は8月になったら予約しようと思っていた矢先のことでした。

これほど感染が拡大してしまうと、感染する時はしてしまうんですね。感染経路は不明です。

COCOAからの接触通知がきた

COCOAは、厚生労働省が配布している 新型コロナウィルス接触確認アプリ です。2年前、勤め先からアプリのダウンロードをするようにと指示があって入れていましたが、利用開始から500日を経っても、一度たりとも接触通知が来たことがありませんでした。これってちゃんと稼働してるのかしら?と、正直あまり信じていませんでした。不具合が話題になったこともありましたし。最近は、まったく話題にも登りません。

 

○ 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に資するよう、新型コロナウイルス感染症対策テックチームと連携して、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA※)を開発しました。ご自身のスマートフォンにインストールして、利用いただきますようお願いします。

  ※COVID-19 Contact Confirming Application

○ 本アプリは、利用者ご本人の同意を前提に、スマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)を利用して、お互いに分からないようプライバシーを確保して、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について、通知を受けることができます。

利用者は、陽性者と接触した可能性が分かることで、検査の受診など保健所のサポートを早く受けることができます。利用者が増えることで、感染拡大の防止につながることが期待されます。

厚生労働省ホームページより

 

発熱したその朝、オットのCOCOAに接触通知が来ました。オットはまだ陽性確定診断されていないタイミングです。

接触のあったであろう陽性者が登録した時点より、三日ほど遡って記録が通知されるようです。

COCOAを稼働させるには、アプリを自分のスマートホンにインストールするだけではいけません。ブルートゥース(Bluetooth)を【ON】にしておく必要があります

 

え?今ごろ来るの?もう症状でちゃってるし・・。避けようがないね。 
はなとも
保健士さん
この通知を受け取ったら、重症化リスクの高い方や高齢者との接触にはご注意いただくなど、感染拡大防止の目安にしてください。基礎疾患をお持ちの方や、感染リスクが高い行動をされた自覚のある方は、無症状であっても検査や医療機関等の受診をご検討くださいね 

 

接触通知
オット
ん〜。会社なら感染者が出れば報告があるから違うと思う。
2時間もどこで接触したんだろう・・。全くわからないな。
 
もし接触した陽性者が複数人いた場合は、時間が累計される場合があります。
 
保健士

 

今までCOCOAのアプリから通知が来なかった理由をこの表を見て理解しました。アプリインストール数(棒グラフ)に対し、陽性者の登録数は、昨年までほんの僅かでした。今年になってぐーんと増えています。(折れ線)

登録者数が少なかったから、アプリも機能を発揮できなかったのでしょうか。

厚生労働省ホームページより引用

 

発熱外来を受診する

 

喉の違和感を自覚した日の深夜から明け方にかけて発熱しました。
朝になってから、区のサイトを参照し、「発熱外来」を設置している診療所に、家から近い順に電話をしましたが、20件ほどかけても「本日の予約はいっぱい」か、コールのみや話中で繋がりません。

諦めかけた頃に、別室から電話をしていたオットから、運よく自宅から自転車で20分くらいのところのクリニックで診ていただけることになったとラインが来ました。

土曜日の夕方に受診。抗原検査の結果は「陽性」でした。

現状東京都では、陽性の確定診断は医療機関を受診する必要があるとしていますが、このところの感染者急増を鑑み、医療機関逼迫を避けるために、医療用検査キットを取り寄せて自分で検査を行いオンラインで医師が確定診断を行ったり、感染の場合の報告ができるシステム(年齢層限定)を構築するとの発表がありました。(2022年7月28日)

ネットショップなどで比較的手軽に入手可能な抗原検査キットの多くは、「研究用」という表示があります。これを用いて、陽性確定診断することはできません のでご注意ください。

>>厚生労働省ホームページ「研究用抗原検査キットの販売に関する留意事項の記述はこちら

 

My HER-SYS(マイハーシス)に登録する

My-HER-SYS(マイハーシス)は、厚生労働省が開発した新型コロナウィルス感染者等情報管理システムで、医療機関や保健所、都道府県などと情報連携を行うものです。

感染者は保健所から届くショートメールのリンクから、必要事項を入力します。登録されると、医療機関等はその情報を共有します。

 HER-SYSを活用することにより、医療機関においては、発生届の入力・報告を電子的に行うことができるとともに、自宅療養中の方などにとっても、毎日の健康状態をスマホ等で簡単に報告をすることができます。

 自宅療養中の方などからご入力いただいた情報は、管轄している保健所へ反映・共有されるため、それぞれの方の状態を迅速に把握し、適切なフォローが可能になります。

厚生労働省ホームページより

 

オットが医療機関に診ていただいたのは、土曜日の夕方でした。

かかりつけ医ではなく初見のお医者様でしたが、翌日曜日にはシステムへの入力内容(高熱が出たことなど)を確認した上で、オットに様子を伺う電話をしてきてくださいました。

入院せずとも見守って下さっているという安心感で、オットはとても感謝していました。

 

My HER-SYS(マイハーシス)から療養証明書を発行する

システムでは健康観察を登録するだけでなく、「療養証明書」の電子発行が可能です。保険金の請求や、勤め先への提出などにも使える場合があります。

療養証明書サンプル(厚生労働省ホームページより引用)

保険会社に保険金を請求する場合は、ご自身が加入している保険が自宅療養も支払いの対象かどうか確認してみましょう。また、保険会社により請求に必要な書類等が異なりますので、併せて確認するようにお願いします

 

自治体からパルスオキシメーターを借りる(東京都の場合)

パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和量を測る器材です。呼吸によってちゃんと酸素が体内に取り込まれているかを測ります。オットは60歳というシニア世代でもあり、体調の急変に早急に気づけるよう必要と判断したのでお借りすることにしました。

自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京) へWEBか電話で依頼します。

パルスオキシメーター

同じページから食糧支援も依頼することができますが、7月26日正午より、支援対象者の基準が変更になりましたのでご注意ください。

自宅療養サポートセンター

 

家庭内別居(隔離)生活

 

まず、食事と寝室は完全分離です。二階建ての戸建に引っ越しておいてよかったなぁと思ったのは、トイレが一階と二階の二つあることです。オットには専ら二階を利用してもらうことで区分が可能です。

我が家の子どもはすでに成人し、家を出て独立しているので、しばらく帰省を控えてもらえば済みますが、もしウチに幼い子どもがいたら・・と考えると、完全分離は難しいと想像できます。親が罹患しても、子どもが罹っても、大変ですね。

ウチの子どもは幼い頃、発熱するとたびたび熱性けいれんを起こしました。救急車のお世話になったこともあります。発熱時に目を離すことはできなかったし、部屋を隔離するなんて考えられません。

 

 子どもの脳は熱に敏感で、風邪などの熱でもけいれん発作を起こすことがあります。一般に生後6か月から5歳までに、発熱時(通常は38度以上)に起きるけいれん発作を熱性けいれんと呼びます。日本では5%以上の子どもが熱性けいれんを起こし、欧米よりも頻度が高いと言われます。熱性けいれんは熱の上がり際に多く、突然意識がなくなり、白目を向いて、身体をそらせるように硬くしたり、手足をガクガク震わせ、顔色が悪くなります。ただし、体の力が抜けて、ボーッとして意識がなくなるだけの場合もあります。

一般社団法人日本小児神経学会ホームページより抜粋

 

感染者がもし幼い子どもだった場合や、身の回りの介助が必要な方の場合は、なかなか隔離することは難しいですね。

我が家の罹患者は、オット(60歳)で基礎疾患がなく、比較的軽症者なので、別室に引きこもっていても、ラインやドアの外から声を掛ければ様子を伺うことはできました。比較的容易な見守りと言えると思います。

味覚・嗅覚にも異常は見られず、熱が下がるとともに、食欲も平常のようでしたので、特に病人向けの食事を作らずに済みました。

別室の扉の前まで、食事を持って行きますが、お皿を下げて洗うのはめんどうだし、感染リスクを減らすために、使い捨ての紙コップや紙皿があればなぁと思いました。

うちには、紙皿のストックがなかったので、ネット注文品が届くまで、発泡トレイにアルミホイルと敷いて、ワンプレートのようにして給仕しました。

(↓お肉の入っていた発泡トレイにアルミホイルを敷いて。味噌汁は紙コップで)

豚肉の生姜焼き(食欲は普通だったのでワタシが食べたいものを作るのだ!笑)

 

普段から準備できるもの

食事の給仕には、使い捨てできる紙皿や紙コップを利用すると良いです。

キャンプやバーベキューをよくやる人はお持ちかもしれませんが、ウチにも何年も前にやったバーベキューで使った紙コップがほんの少し残っていました。

百均などで手軽に購入できますし、いざというときに備えて日頃から備蓄しておくと良いかもしれません。余ったら避難用バッグにも入れておこうと思います。

普段から備蓄しておきたいもの
  • 紙コップ、紙皿、割り箸のような使い捨てできるもの
  • 除菌シート、スプレーなど

酒は飲まなくても、コーヒーがないと禁断症状に陥りそうなほどのコーヒー好きのオットなので、こうした時もコーヒーを所望します。引きこもり部屋へ持ち込んだのは、ネスレのドルチェグスト。スタバのコーヒーもいただけます。これのおかげで、ストレスをだいぶ軽減できているようです。

 

 

まとめ

 

ウチは大丈夫だろう!ちゃんと感染対策してるし〜?というのは、ただの思い込みでした。目に見えないウィルスは、気づかないうちに体内に取り込まれてしまうんです。怖いです。

2年前は日本の感染者が世界に比べそれほど多くないということで、日本人はコロナに強いのか?なんて話もありましたけど、ここに来て、先週の新規感染者数は世界最多になったようです。皆様もどうぞお気をつけください。

 

我が家のサバイバル現状ですが、罹患したオット本人の待機期間はちょうど折り返し地点(5日目)、熱もなく食欲もあり、少しだるさはあるものの、順調に回復しているようです。オンライン会議にも毎日参加しており、ほぼ休みなしでテレワークです。

濃厚接触者のワタシは感染の兆候がなければ、今週土曜日に解除となります。(東京都から濃厚接触者用抗原検査キットを取り寄せていますので、土曜日に検査したのちに判断します。)月末の忙しい時期に、パートを休むことになってしまい、職場のみんなには迷惑をかけました。ワタシが担当している仕事の一部が、さっきラインで送られてきたので確認しました。代わりにやってくれた仲間には、本当に感謝です。

どうか無事に乗り切れますように!!